リトルバスターズのレビュー&感想です。
いわゆるネタバレというやつなので、プレイ中、または今後プレイする可能性のある人は見ないでください。
忠告ではなく、禁止ですから!
いわゆるネタバレというやつなので、プレイ中、または今後プレイする可能性のある人は見ないでください。
忠告ではなく、禁止ですから!
Ritaさんの、「little Busters!」を聞いてみてください。
「ひとりが辛いから ふたつの手をつないだ ふたりじゃ寂しいから 輪になって手をつないだ」
これが「リトルバスターズ!」というゲームのテーマであり、エクスタシーでの追加√を除くと、そのものともいえると思います。
「ふたり」じゃ、まだだめなんです。
二人居れば満足、あなたがいれば幸せという話も多々あります。
もちろん、二人でもあのメインヒロインは満足してくれるだろうし、一応、そういうENDもありました。
でもそれじゃ納得いかない。
まだ今を楽しみきってない。
ま、グダグダ言ってないで、ヒロイン個別に、「そうぞうした世界」での立ち位置と、√感想をやっていきますね。
・小毬
[立ち位置]
「Episode Rin」に、かなりまともにでてきたんで、おそらく、現実世界と精神がリンクしてると思われます。
ただ、男3人とちがって、下のヒロインたちが、現実世界と精神がリンクしてないのを知っているセリフがない。
それだけで、知っているか知らないかを決めてはいけないと思いますけどね。
とりあえず、謙吾や真人とも違う可能性がある、ってことです。
鈴の親友として、恭介にも優遇されたと思われますが、元祖リトバスのやつらの立ち位置にまでは、置いてくれなかった、って感じですかね。
[ストーリー]
シナリオはすごいスキ。
「絵本」の使い方とか、兄の思いとかが、あぁ気持ちいいほどKeyだなぁ、と。
加えて、ジジイの存在あり。
ENDも納得でしたし、refrainにつながるのも壮観でした。
ただ、シナリオの完成度だけ、で、中盤、面白さが無いんですよね。
小毬だってギャグにできるんだから、そういうのを使って、中だるみをふせげよ!と。
文章能力はあるんだから、もうちょっとユーザーの心を動かそうとしろよ!と。
いつものKeyのやり方で、キレイにシナリオ組み立てただけで、面白いものを作ろう、という心が感じられませんでしたね。
ほんと、声優さんは完璧なんですけどね。
refrainも入れると、この人に何回泣かされたことか・・・。
・葉留佳
[立ち位置]
Episodeと名の付くものにまともに出れない。
一周した時に記憶がリセットされる。
もし現実世界と精神がリンクしていれば、上のようなことはないと予想されるんで、基本的には普通の生徒のように現実世界と「そうぞうされた世界」の葉留佳は別物。
ただ、「そうぞうされた世界」で「リトルバスターズ」を作る時に、恭介が何かいじったのか、理樹の大切な友達の一人だったからかは分かりませんが、「そうぞうされた世界」のことがあって、現実世界の葉留佳が成長している描写があるんで、普通の生徒とも別の立ち位置ですね。
「そうぞうされた世界」を作るのを手伝ったのかもです。
[ストーリー]
キャラは大好きなんだがな。
ストーリーは・・・ゴメンだめだわ。
まず、どっかで見た設定の双子が、韓流でも底辺かと言わざるをえない展開を広げていって、最後に仲直り。
城桐央、やる気あるのかと言わざるを得ない。
そして、意味の分からない設定。
クソな子認定された葉留佳に、なぜまだ三枝を名乗らせてんの?
なんで二人が仲直りでHAPPY ENDなの?
そして、感情移入しようとしても、コイツのせいで、ムカついてしかたいないんですよ。
佳奈多・・・。
ツンデレなのは分かる。
葉留佳のため、と自分のため、というのを両方考えて、わけわかんなくなってるのも分かる。
でも、この√のコイツは殴りてぇよなぁ。
ま、実はおっぱいでっかいですよ、葉留佳さん で終わるシナリオだったと けなしておきます。
このまま、こんなのだしていったら、ダメですからね。
・唯湖
[立ち位置]
基本は、葉留佳と同じ。
でも、頭いいんで・・・と、この人の√につながります。
[ストーリー]
「理樹の恋を成就させてやろうぜ!」
こういう恭介のノリが、個別√まで続いてるのが凄いいい。
さらに、refrainの布石にもなっているといういろいろつまった、しかしそれを感じさせないという不思議な√。
ホント、意味は分かるけど、不思議な√だなぁと思います。
リンクしていないキャラで、唯一(鈴と理樹除く)世界の秘密に触れた人物であり、自分のことは一番分かっていない人物。
いいんですけど、最後の方が、閑散としすぎているかなぁと思います。
refrainの布石という役割があるせいで、魅力が出きってない感があります。
仕方ないんですが、やっぱり、もっとラブラブな所を見たかったなぁという感じですね。
ま、個別√としては十分ですよ。
・クドリャフカ
[立ち位置]
葉留佳と同じ。
[ストーリー]
前半のシナリオと、後半の演出。
それがよかった所です。
後半、親が殺された―ってところあたりから、シナリオが崩れかけた気はしましたが、演出で乗り切りましたね。
普通に良かったです。
ただ、やっぱりムリヤリ感が・・・。
ご都合主義って意味じゃなく、話を大きくさせる感じがムリヤリ。
ま、改良しようとなると、後半を大幅に変えることになりそうなんで、こんなもんで。
妥協感が煮え切れませんけどね。
前半、クドの可愛さがすごい出てただけあって、もったいない。
・美魚
[立ち位置]
葉留佳と同じ。
ただ、√で、世界の秘密を微妙にかする・・・んですが、立ち位置には関係ありませんかね。
[ストーリー]
個別√で、一番(ていうか唯一といっていいかな?)メッセージ性のある√ではあります。
ま、個別√の場合は、そういうのはあんまり関係ないですけどね。
混じることの無い自分に憧れていた美魚が、理樹と交わることにより、自分を感じる。
いい話であり、綺麗な奇跡でもあるんですが、なにか物足りない。
ま、もう一つ短歌が出てきても困りますけど。
影、という設定と、美鳥の存在を、もうちょっといかせればよかったかな。
美鳥が出てきた時に、そんなに衝撃がなかったのは、それを匂わせていたからか、それとも、この話が、読者を引き込むチカラに欠けているのか。
やっぱり、やってる時は結構面白いんだけど、終わって、考えてみると、物足りなさを感じますねぇ。
・鈴BAD (鈴 2回目)
[立ち位置]
言わずもがな、この世界のもう一人の主人公。
恭介に成長させられ、自分自身からも成長していく。
[ストーリー]
前半、2対2のバトル、コレです。
コレはよかった。
refrainやってからじゃなきゃ分からないこと、この時点で予想できることがこのシーンにつまってる。
で、後半ですが、逃亡生活がどんどんヤバくなっていく感じはいいんですが、やっぱりダルく感じますね。
ま、完全にrefrainの布石√なので、これで十分です。
BADENDだと思いますし。
ま、ここまではこの後の展開の前奏ですよ。
というわけで―――
・Refrain
これだけは、かなり大きく褒めざるを得ない。
圧倒的、というほどの素晴らしい展開。
真人エピソードでは、同じセリフが全然違う意味という楽しさ、
謙吾エピソードでは、謙吾の父を倒した理由、という直接は話に関係しないところにも面白さがあります。
ただ、恭介エピソードに、必要だろ、と思ったセリフが一つ。
「恭介、君の力が必要なんだ」
正直、ちょっと意味がずれますけどね。
でもこの言葉を入れることで、オレの鳥肌が増えることは確かだと思う。
再結成という意味で、こういうつながりがあってもいいと思うんだけどな。
そして、3人との別れ。
真人、謙吾の清清しい顔に号泣。
そして恭介・・・反則だろ!!! さすがに!!!
それから、オレが1番好きなセリフが、これ。
「お願い事・・・ひとつ・・・」
セリフにこめられた思い、そしてまき いづみさんの神声。
思い出すだけで、・・・もうダメです。
そしてオーラスパート。
ここでも、恭介。
ガソリンを止めてる恭介、それだけで感動。
最後。
恭介が戻って来て、オレたちの修学旅行へ!!
何が良かったって、最後まで、恭介のポジションが理樹に奪われなかった。
でも、恭介だって、誰かが居なきゃだめなんだ。
ここで、一番上で言った、テーマの輪に繋がるわけです。
・・・とここまで書いてきて分かると思いますが、個別√は「妥協」レベルなんですね。
そして、このRefrainですが、ストーリーとしては、ここまで褒められるできでした。
本当に面白かったですし。
ただ、メッセージ性がどうも。
あれ、「キモヲタども、青春はいいぞ」って言う意味にしかとれない。
メッセージ性なんて、ストーリーにはさして関係ない、って言う人は、かなりいい作品になっているとは思います。
けど、Keyでのだーまえ最後の作品とか、Keyの転機となるものだ、とか考えると、これでいいのか、と思える作品ではある。
個別√が行き届いてないのも、どうもね。
あと、音楽。
いい意味か、悪い意味かは分かりませんが、BGMが、ちゃんとバックでした。
音楽で無理やり泣かす、というのをやめたのか、チカラが入りきらなかったのかは分かりませんが。
そういうわけで、キレイにまとまりきりませんが、オレにとって、リトルバスターズ!はこういう作品でした。
久しぶりにこんな量書いたぞ。
でわでわ~
アデュー!
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「ひとりが辛いから ふたつの手をつないだ ふたりじゃ寂しいから 輪になって手をつないだ」
これが「リトルバスターズ!」というゲームのテーマであり、エクスタシーでの追加√を除くと、そのものともいえると思います。
「ふたり」じゃ、まだだめなんです。
二人居れば満足、あなたがいれば幸せという話も多々あります。
もちろん、二人でもあのメインヒロインは満足してくれるだろうし、一応、そういうENDもありました。
でもそれじゃ納得いかない。
まだ今を楽しみきってない。
ま、グダグダ言ってないで、ヒロイン個別に、「そうぞうした世界」での立ち位置と、√感想をやっていきますね。
・小毬
[立ち位置]
「Episode Rin」に、かなりまともにでてきたんで、おそらく、現実世界と精神がリンクしてると思われます。
ただ、男3人とちがって、下のヒロインたちが、現実世界と精神がリンクしてないのを知っているセリフがない。
それだけで、知っているか知らないかを決めてはいけないと思いますけどね。
とりあえず、謙吾や真人とも違う可能性がある、ってことです。
鈴の親友として、恭介にも優遇されたと思われますが、元祖リトバスのやつらの立ち位置にまでは、置いてくれなかった、って感じですかね。
[ストーリー]
シナリオはすごいスキ。
「絵本」の使い方とか、兄の思いとかが、あぁ気持ちいいほどKeyだなぁ、と。
加えて、ジジイの存在あり。
ENDも納得でしたし、refrainにつながるのも壮観でした。
ただ、シナリオの完成度だけ、で、中盤、面白さが無いんですよね。
小毬だってギャグにできるんだから、そういうのを使って、中だるみをふせげよ!と。
文章能力はあるんだから、もうちょっとユーザーの心を動かそうとしろよ!と。
いつものKeyのやり方で、キレイにシナリオ組み立てただけで、面白いものを作ろう、という心が感じられませんでしたね。
ほんと、声優さんは完璧なんですけどね。
refrainも入れると、この人に何回泣かされたことか・・・。
・葉留佳
[立ち位置]
Episodeと名の付くものにまともに出れない。
一周した時に記憶がリセットされる。
もし現実世界と精神がリンクしていれば、上のようなことはないと予想されるんで、基本的には普通の生徒のように現実世界と「そうぞうされた世界」の葉留佳は別物。
ただ、「そうぞうされた世界」で「リトルバスターズ」を作る時に、恭介が何かいじったのか、理樹の大切な友達の一人だったからかは分かりませんが、「そうぞうされた世界」のことがあって、現実世界の葉留佳が成長している描写があるんで、普通の生徒とも別の立ち位置ですね。
「そうぞうされた世界」を作るのを手伝ったのかもです。
[ストーリー]
キャラは大好きなんだがな。
ストーリーは・・・ゴメンだめだわ。
まず、どっかで見た設定の双子が、韓流でも底辺かと言わざるをえない展開を広げていって、最後に仲直り。
城桐央、やる気あるのかと言わざるを得ない。
そして、意味の分からない設定。
クソな子認定された葉留佳に、なぜまだ三枝を名乗らせてんの?
なんで二人が仲直りでHAPPY ENDなの?
そして、感情移入しようとしても、コイツのせいで、ムカついてしかたいないんですよ。
佳奈多・・・。
ツンデレなのは分かる。
葉留佳のため、と自分のため、というのを両方考えて、わけわかんなくなってるのも分かる。
でも、この√のコイツは殴りてぇよなぁ。
ま、実はおっぱいでっかいですよ、葉留佳さん で終わるシナリオだったと けなしておきます。
このまま、こんなのだしていったら、ダメですからね。
・唯湖
[立ち位置]
基本は、葉留佳と同じ。
でも、頭いいんで・・・と、この人の√につながります。
[ストーリー]
「理樹の恋を成就させてやろうぜ!」
こういう恭介のノリが、個別√まで続いてるのが凄いいい。
さらに、refrainの布石にもなっているといういろいろつまった、しかしそれを感じさせないという不思議な√。
ホント、意味は分かるけど、不思議な√だなぁと思います。
リンクしていないキャラで、唯一(鈴と理樹除く)世界の秘密に触れた人物であり、自分のことは一番分かっていない人物。
いいんですけど、最後の方が、閑散としすぎているかなぁと思います。
refrainの布石という役割があるせいで、魅力が出きってない感があります。
仕方ないんですが、やっぱり、もっとラブラブな所を見たかったなぁという感じですね。
ま、個別√としては十分ですよ。
・クドリャフカ
[立ち位置]
葉留佳と同じ。
[ストーリー]
前半のシナリオと、後半の演出。
それがよかった所です。
後半、親が殺された―ってところあたりから、シナリオが崩れかけた気はしましたが、演出で乗り切りましたね。
普通に良かったです。
ただ、やっぱりムリヤリ感が・・・。
ご都合主義って意味じゃなく、話を大きくさせる感じがムリヤリ。
ま、改良しようとなると、後半を大幅に変えることになりそうなんで、こんなもんで。
妥協感が煮え切れませんけどね。
前半、クドの可愛さがすごい出てただけあって、もったいない。
・美魚
[立ち位置]
葉留佳と同じ。
ただ、√で、世界の秘密を微妙にかする・・・んですが、立ち位置には関係ありませんかね。
[ストーリー]
個別√で、一番(ていうか唯一といっていいかな?)メッセージ性のある√ではあります。
ま、個別√の場合は、そういうのはあんまり関係ないですけどね。
混じることの無い自分に憧れていた美魚が、理樹と交わることにより、自分を感じる。
いい話であり、綺麗な奇跡でもあるんですが、なにか物足りない。
ま、もう一つ短歌が出てきても困りますけど。
影、という設定と、美鳥の存在を、もうちょっといかせればよかったかな。
美鳥が出てきた時に、そんなに衝撃がなかったのは、それを匂わせていたからか、それとも、この話が、読者を引き込むチカラに欠けているのか。
やっぱり、やってる時は結構面白いんだけど、終わって、考えてみると、物足りなさを感じますねぇ。
・鈴BAD (鈴 2回目)
[立ち位置]
言わずもがな、この世界のもう一人の主人公。
恭介に成長させられ、自分自身からも成長していく。
[ストーリー]
前半、2対2のバトル、コレです。
コレはよかった。
refrainやってからじゃなきゃ分からないこと、この時点で予想できることがこのシーンにつまってる。
で、後半ですが、逃亡生活がどんどんヤバくなっていく感じはいいんですが、やっぱりダルく感じますね。
ま、完全にrefrainの布石√なので、これで十分です。
BADENDだと思いますし。
ま、ここまではこの後の展開の前奏ですよ。
というわけで―――
・Refrain
これだけは、かなり大きく褒めざるを得ない。
圧倒的、というほどの素晴らしい展開。
真人エピソードでは、同じセリフが全然違う意味という楽しさ、
謙吾エピソードでは、謙吾の父を倒した理由、という直接は話に関係しないところにも面白さがあります。
ただ、恭介エピソードに、必要だろ、と思ったセリフが一つ。
「恭介、君の力が必要なんだ」
正直、ちょっと意味がずれますけどね。
でもこの言葉を入れることで、オレの鳥肌が増えることは確かだと思う。
再結成という意味で、こういうつながりがあってもいいと思うんだけどな。
そして、3人との別れ。
真人、謙吾の清清しい顔に号泣。
そして恭介・・・反則だろ!!! さすがに!!!
それから、オレが1番好きなセリフが、これ。
「お願い事・・・ひとつ・・・」
セリフにこめられた思い、そしてまき いづみさんの神声。
思い出すだけで、・・・もうダメです。
そしてオーラスパート。
ここでも、恭介。
ガソリンを止めてる恭介、それだけで感動。
最後。
恭介が戻って来て、オレたちの修学旅行へ!!
何が良かったって、最後まで、恭介のポジションが理樹に奪われなかった。
でも、恭介だって、誰かが居なきゃだめなんだ。
ここで、一番上で言った、テーマの輪に繋がるわけです。
・・・とここまで書いてきて分かると思いますが、個別√は「妥協」レベルなんですね。
そして、このRefrainですが、ストーリーとしては、ここまで褒められるできでした。
本当に面白かったですし。
ただ、メッセージ性がどうも。
あれ、「キモヲタども、青春はいいぞ」って言う意味にしかとれない。
メッセージ性なんて、ストーリーにはさして関係ない、って言う人は、かなりいい作品になっているとは思います。
けど、Keyでのだーまえ最後の作品とか、Keyの転機となるものだ、とか考えると、これでいいのか、と思える作品ではある。
個別√が行き届いてないのも、どうもね。
あと、音楽。
いい意味か、悪い意味かは分かりませんが、BGMが、ちゃんとバックでした。
音楽で無理やり泣かす、というのをやめたのか、チカラが入りきらなかったのかは分かりませんが。
そういうわけで、キレイにまとまりきりませんが、オレにとって、リトルバスターズ!はこういう作品でした。
久しぶりにこんな量書いたぞ。
でわでわ~
アデュー!
2008/08/25(月) | ゲーム感想 | トラックバック(0) | コメント(2)