どれに応募しようかマジで悩む。
↓ハヤテ感想

ひさびさの巻頭カラー。
アテネの思いつめた顔、ナギの微笑み、そしてハヤテの悩んだ顔、と、案外、今の状況を分かりやすく説明してくれてるみたいですね。
BSで言ってるように、畑先生があまり描かないタイプの絵ですが、今回の表紙みたいなのより、こういう絵の方が映えるなぁ、と。
だんだん上手くなってきてはいますが、もともと人物が上手い方ではないので、今回の表紙のように、むりやり動きを出そうとするより、上の見開きのように記号化したほうが 映えるのか。
まぁ、こういうのを多用しすぎると、クドくなったり、話に動きが見えにくくなったりするんですが、そのへんも畑先生は分かっているんでしょう。
さて、全く進展のない、でもまぁ「終わりの日の"始まり"」なんてこんなもんかね、という本編の話ですが。
とりあえず、気になったところは、

あの時のことを思い出して感じるのは、ハヤテに好きな人がいて気持ちが沈む・・・てだけなのかよ!てことです。
ハヤテの好きな人がアテネだったことへの驚きや興味、また、自分が気持ちを伝えられなかったことへの後悔とかは無いんですかね。
まぁ、恋愛に関してはまだまだ最弱キャラなヒナに、そんなこと言うのは酷だとは思いますけど。
それでも、今回の告白は、ハヤテが自分のことを特別意識してないことを前提で、とりあえず気持ちを伝えるだけ、ってものでしたよね。
だったら、気持ちを落とすのは当たり前だとしても、もう少し客観的に見ることもできるだろうに。
・・・なんだかんだ言っても、成功への期待なしに挑戦はしない、か。
あと、もう一度言うことになりますが、ハヤテの好きな人がアテネってとこには何も思わないのか。
少し前まで、ヒナと対で呼ばれる存在だったのになぁ。
う~ん。
あ、それから、まだハムとかにはこのこと言ってないっぽいですね。
まだ気持ちの整理がついてないってことでしょうけど。
ヒナから、大きく広まると、荒れるんじゃないかなぁ、と思ったり。
気になること二つ目。

ナギお嬢様の力=金
この認識はちょっと危ないんじゃないかなーと。
いや、こんな買い物しながら考えてると、そう思うのもしかたないし、別に間違った認識では無いんでしょうけど。
この選択でてんびんにかかっていると勘違いしているのは
「 三千院の遺産 と アテネの精神 」
というわけなんです。
しかし、当たり前のように、このてんびんがなりたってるように言ってますけど、本当になりたってるか分からない部分が大きすぎる。
まず、第2巻で言ってたように、ナギは、株式市場があれば生きていけます。
帝がなんかいらんことを言ってましたが、初期設定を無視しなければ、その時点で、この天秤がくずれます。
しかし、それだけではなく、王族の力というのもあります。
もしアテネを守るために、石をミダスに渡すとします。
すると、ミダスは、「上手く使えば世界をも滅ぼす」王族の力を、再び手にすることになります。
その力で、世界を滅ぼされたら。 世界を、ミダスの思いのままにされたら。
そこまでできなくとも、確実にロイヤルガーデンに関係するであろう、天王洲家を潰すようなことになったら。
・・・せっかく、三千院家の遺産を犠牲に得たアテネの幸せは、そこで終わりとなりますよね。
他にも、ハヤテの王玉と他の王玉との違いが不明瞭なので、他の王玉を使う、という手が通用する可能性もありますし、正確な王玉の効力や、ミダス、アテネの目的がまだはっきりしないので、王玉を壊したところでアテネが解放されない可能性もありますし・・・。
伊澄は真性でしょうけど、帝はわざと、無理がある2択を選ばせようとしてる気がするんだよなぁ。
そういうわけで、ハヤテの今後の課題は、状況を正しく分析すること・・・なんですが、精神的にも時間的にもムリっぽいなぁ。
しかしまぁ、それでも、

ハムはいつも通りでよかったです。
というわけで、第250話、「終わる日の始まり」の感想でした。
「終わりの始まり」も、始まりには変わりない。
だから期待を持つべきなんだ!って誰かが言ってましたよ。
でわでわ~
アデュー!
2009/11/25(水) | ハヤテ・マンガ感想 | トラックバック(15) | コメント(2)